なぐりがき

乗っている電車が目的地に到着し、ドアが開くのとほぼ同時にわたしはホームへ飛び出す。急いでいた。停車中の電車すれすれを走りながらホーム端にある改札へと向かう。屋外の生温い湿気と電車のドアから漏れる冷気が交互に身体へぶつかってくるのが面白い。…

許し

一瞬確実に手を掠ったものがまた遠くへ行ってしまうと全て無意味だった気がして(絶対そんな筈は無いんだけど、)何の為に自分で色々取捨選択してきてこの場に居るのか分からなくなる癖でもこういう時の方が何かするには良い心境なんだと思うとりあえずまた違…